なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか 若宮健著

なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか 若宮健著
なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226)
なぜ、これほど地域の出店反対の声がかき消されるのか。
マスコミがパチンコ批判をしないのか。

ちょうどそんな疑問を持っているときにこの本に出会った。

パチンコに疑問を持つようになったのは、数年前。やたらとTVでパチンコ台のCMが目につくようになった頃だった。そして、それを決定づけたのは、つい最近のことだ。

きっかけはイルミネーションだった。

昨年末のことだったろうか、自宅から100m行くか行かないかというところに新しくパチンコ屋ができた。以来、夜通し煌煌と照らすパチンコ店の街灯が気になるようになった。

大通りから100~200m入ったところにマンションが3、4棟並んでいる。こともあろうに、その真隣りにこの店はできたのだ。

もともと大通りには一軒パチンコ屋があり、カラフルなイルミネーションが、歩道を青く照らしていた。車も多くい通りで、大して気に留めてもなかったのだが、この新しい店は違った。

屋上駐車場を照らす何本もの薄オレンジ色の街灯が、閉店後も夜通し輝き続け、隣接するマンションの壁面を照らす。我が家からは薄明かるい程度だが、そのマンションの角部屋には昼と見まがうばかりの明るさだ。

そして、パチンコ店ができたことで、我が家の前の細い通りはひっきりなしに車が通るようになった。なんだか、腑に落ちない気持ちで毎日パチンコ店を眺めていた。

折しも東日本大震災が起き、節電問題からパチンコ店がにわかに注目を集め始めた。
そもそも、マスコミがパチンコ店に対する批判を報道したのは、私の知る限り初めてだった。

なぜ、これほど地域の出店反対の声がかき消されるのか。
マスコミがパチンコ批判をしないのか。
なぜ大手新聞紙上にパチンコの広告があれほどでかでかと掲載されるのか。
なぜ、不幸な事件を誘発し続けるパチンコを政治家が止められないのか。

その疑問に答えてくれる一冊だ。
それぞれのトピックの合間にかいま見られる、筆者のパチンコへの問題意識の強さが心を打つ。

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