スマホ、タブレットの次代を占う。次世代の端末は大画面格納型スマホか?あるいはスマホは絶滅、モバイルルータ機能付きケータイに。

スマホ、タブレット市場は、いよいよ成熟期に

AppleのiPhoneが画面を大型化したことで、スマホの画面は4インチ以上が標準となり、またNexus 7 やKindle Fire HD、そしてiPad miniがでたことで、小型タブレット機も出揃いました。

フルサイズタブレット市場は、iPadが席巻していますが、iPad miniが出たことで、アップルユーザーも小型タブレット機を意識せざるを得なくなっています。

スマホ、7インチタブレット、フルサイズタブレットの3系統が十分大きな市場を形成した今、この分野は成熟期に入ってきたと言っても過言ではないでしょう。

フルサイズタブレット ≠ モバイル

実際にフルサイズiPadを使っていると、2つの点で、「モバイルユース」よりもリビングルームを中心とした「ホームユース」向きだなあということに気づきます。

1つにはや小さめのカバンでは結構じゃまになる大きさだということ。もう1つにはiPad第三世代以降はずっしりと重くなったということがあります。

一方スマホは、常に身に着けて持ち歩ける大きさの中で、利便性向上のため、大画面化と、高処理能力化を追求しました。高機能のチップを積むことで消費電力は増大しますが、同時にバッテリーライフを維持するために多くのバッテリーを積むことになります。

スマホに満足できないユーザー層

相当便利なスマホですが、スマホ自体の能力はどんどん向上しているにもかかわらず、ユーザーの心理的変化によって、不満が出てきています。

つまり「タブレット経験済みユーザー層」の台頭です。

タブレットを使ったことがなければ、相当便利だと感じるスマホですが、一旦タブレットを経験して、大画面とその 閲覧性に慣れたユーザーは2つ不便を感じるようになります。

1つはもはやスマホで長時間ネットをするのはつらいということです。タブレットを体験する前は、ガラケーより便利!と思っていたスマホもですが、一旦タブレットを経験すると、「画面狭っ!」と感じてしまいます。

もちろん、後述するminiタブレットを購入するという手はありますが、皆が皆、購入できるわけではないでしょうから、外出時はスマホに期待するものが多くなります。もう少し画面が大きければ・・・と思うわけです。

もう1点は、「画面+バッテリーライフvs重さ」。上記のユーザーの声に答えるべく、高容量バッテリーと大画面化が繰り返されてきました。これが端末を重くしているのも事実です。iPhone4Sは、ポケットでズシリとおもく感じました。一方、驚くほど軽いiPhone5や、Google書く端末ですが、LTE通信への対応で、通信時のバッテリー消費がこれまでに想像できなかったほど早くなっています。実際にiPhone5を使っていて思うことですが、現在はLTE網の整備が進んでいないせいで、3GとLTEの切り替えが頻繁に起こり、LTEを探しに行くために電池を多く消費しているような面もあるようです。それを差し引いても、バッテリーの持ちは十分とは言えず、ほとんど使用しなかった日も、家を出てから帰宅するまでには少なくとも30%はバッテリーを消費しています。

7インチタブレット=絶妙なバランス。でもビミョウに不満

ここで、頭に浮かぶのがminiタブレット端末です。

上記の両者の間をとって、うまいところに落ち着けた感があります。

今、物理的に最も便利に感じる大きさはこの大きさでしょう。大人は大概カバンを持って行動していますから、この大きさなら携帯性があり、かつ閲覧性もそこそこ。バッテリーは十分持ちます。

でも、そこそこ感、中途半端感があるのは否定できないかもしれません。

ただし、「フルサイズタブレット経験済みユーザー層」にとってのモバイル端末はこのサイズかという気がします。

そして、「このサイズと重さでいい」というユーザーが多数を占めるようになれば、さらに開発が進み、スマホよりも発展の余地があるように感じます。

スマホの生き残りは折りたたみ画面か、あるいは絶滅か・・・

これ以上大きくなると、「ケータイ」としての価値がなくなるところまで大型化してしまったスマホに、果たして未来はあるのでしょうか?

私は2つの未来を想像しています。

1つめは、技術の進歩で、必要な時だけディスプレイが拡張できるようなデバイスが開発されること。あるいは、SFに出てくるような、空間に表示されるバーチャルディスプレイとか、新しい表示技術の、搭載。これなら、通常のケイタイとしての利便性は損ないません。ちょっと遠い未来の可能性ということですが。

2つ目はもう少し現実的というか、すでにそうなりつつある形です。iPhone5がテザリング対応したことで、wifi専用タブレット機の外でのネット接続がより身近になります。

わざわざ、モバイルルータを用意しなくても良いので、利用者は増えるはずです。そのとき問題になってくるのは、ルータの役目をするケイタイのバッテリー。とても、今のiPhone5を見る限り、実用になりません。外部バッテリーを持ち歩くのも面倒です。

ですから、この問題を何らかの形で解決するのが一番現実的な未来の姿なのではないでしょうか。

例えば、ケイタイは電話とルーターに徹して、バッテリーを充実させる。つまり、もはやスマホという立場を捨て、電話できるルーターにする。でも、これだと、ちょっとたメールチェックとかは逆に面倒です。

このジャンルに近いものとして、IDEOSのように「簡易スマホ兼モバイルルータ」みたいな製品もすでに出ています。

現実的な方策

現実的な路線としては、タブレット機にドッキングして、タブレット側の電源を利用して通信を行う事ではないでしょうか。

現にモバイルPCからテザリングを利用するときは、USB接続することで、PCから給電しながら、利用できる方法もあります。

ところが、Apple製品で考えるならば、現在iPadからiPhoneをテザリング親機として利用する際にはWiFIかBluetoothしか利用できません。

ここを手っ取り早く改善するには、テザリング専用のケーブルを出して、OSをアップデートすることで対応できそうです。

また、将来的には、ケーブルなしにタブレットの背面にケイタイがピッタリ収まるようなドックがついた製品を開発すればいいのではないかと考えます。

いずれにしろ、複数台回線を契約するのは、このご時世では厳しいものがあります。一台のケイタイにすべてをぶら下げて通信するのが、ユーザーのニーズとも言えます。

通信会社側からのアプローチも

そのほかの方策としては、一回線契約で複数のSIMカードを発行してくれるというのもありかもしれません。

事実、現在でもNVMOキャリアのiij mioさんがそういうサービスをしています。その様なサービスを、スマホ・タブレットを販売する正規キャリアが行ってくれてもいいように感じます。

もちろん、それでは、売り上げに影響するので、やりたくないでしょうが。今回の「auテザリング対応==>ソフトバンクも対応」の流れを見る限り、どこか一社でもやれば雪崩を起こすように、変革が起こると思うのですが・・・・

ユーザーフレンドリーな時代の到来を期待しています。

 

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