ついに超定番のiOSジェイルブレイク・ソフトウェアのiOS7にも対応です。
今回リリースされたEvasi0n7で、iPhone5S・5CやiPad Air / iPad mini Retinaなど最新モデルも含め、iOS7の紐なし脱獄が可能になりました。
脱獄について、一言説明しておくと、
(そもそも脱獄って何?Tethered Jailberak (紐付き脱獄)とUnteatehred Jailberak(紐なし脱獄)の違いは?という方は、後の説明をぜひ読んでください。)
MacRumorsが伝えたところでは、iOS7 (7.0 〜 7.0.4)に対応しており、Evad3rのサイトから、Mac版・Windows版共にダウンロード可能です。
LINK:http://evasi0n.com
Cydiaのバージョンに注意?中国製のアプリストア搭載?
しかし、今回はいつもと違って注意が必要なようです。
ジェイルブレイク用のアプリストアCydiaの管理者Jay Freeman氏が、今回のEvais0nの新バージョンの登場を事前に知らされていなかったとつぶやいている。
そして、今回の脱獄でインストールされるCydiaは、正式対応バージョンではないとほのめかしており、互換性の問題が生じるかもしれないとのこと。
しかし、MacRumorsのForumでは、互換性のあるバージョンのCydiaに関して、ユーザーが積極的に指摘しており、そちらを参照されたい。
中国製クラックアプリストアの標準搭載
追記:Jay Freeman 氏が明かしたところでは、Evasi0nにはサードパーティ製製のTaigという「アプリストア」が標準搭載されている。Taigは、クラックされてアプリを提供する中国のアプリストアだ。
さらに、デベロッパーのi0n1c氏とがツイートしたところでは、中国企業がEvad3rの開発陣に100万ドルを出資し、Taigを搭載するように要請したとの噂だそうだ。
Jailbreak (脱獄)とは?
脱獄とは、iOS7で本来はいじれない部分をいじれるように、OSを改造することを言います。
Appleは、安全性を重視するため、ユーザーやアプリにインターフェイスやシステムの基幹部分を変更させないよう、iOSで厳しい制限をかけています。
お陰で、悪質なアプリが少ないのがいいのですが、ホーム画面のデザインを変更したり、Appleストア以外からのアプリのインストールができません。
ジェイルブレイクとは、Appleが作った「安全な囲い」、悪く言うと「自由を縛る監獄」(Jail)を破って、自由を勝ち取るということなのです。
ちなみに、Cydiaという独自のアプリストアが搭載され、さまざまなサードパーティ製のアプリが利用できるようになりますが、安全性は「?」な部分もあります。
脱獄はAppleのサポート規定に反するので、自己責任ということになるので、くれぐれもご注意を。
iPhone3Gが出た頃の初期のiOSではコピペが出来なかったり、ついこないだまではテザリング機能が日本では使えなかったりで、ジェイルブレイクの需要が高かったのです。しかし2012年、iPhone5の登場とともに、テザリング機能が解禁され、その需要はかなり減ったのではないかと思います。
Tethered Jailberak (紐付き脱獄)/ Unteatehred Jailberak(紐なし脱獄)とは
「紐付き」ジェイルブレイクとは、iPhoneやiPadを再起動させるたびに、いちいちMacやPCにケーブル接続して、認証作業が必要なものです。
「紐なし」ジェイルブレイクとは、再起動させても、Mac/PCに繋ぐ必要がなく、通常のiOS端末のように使えるものを言います。
紐付き脱獄だと、外出先で電源を切ったり、再起動しなきゃいけなくなると、その後、帰宅するまでiPhone/iPadが使えないということになり、大変不便です。
新しいバージョンのiOSがでると、先ず「紐付き」の脱獄ソフトウェアが出て、しばらくすると、「紐なし」版がでるというパターンが多いのです。